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【スタッツ比較】ルーク・ショーのプレースタイルについて

選手情報


画像引用元:Luke Shaw (@LukeShaw23) / Twitter

名前 ルーク・ショー
(Luke Shaw)
年齢 27歳
国籍 イングランド
クラブ マンチェスター・ユナイテッド
身長 178cm
利き足 左足
ポジション LB、CB
市場価値 28.00m €
週給 150k £(2024/6/30まで)
※3/4時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
14/15 13.00m € 37.50m €

サウサンプトンで2012年1月に16歳でトップチームデビューを飾ると、レギュラーとして活躍しながら順調に成長を重ね、2014年夏に当時の10代最高額となる移籍金3750万ユーロでマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した。
15-16シーズンに脛骨および腓骨を骨折する大怪我を負い、9ヶ月以上の離脱を余儀なくされた。その後も怪我による離脱が多く、期待された成長曲線を描くことができないまま年齢を重ねていたが、18-19シーズンに5シーズンぶりとなる公式戦30試合出場を果たし、選手が選ぶクラブの年間最優秀選手に輝いた。





スタッツ

Sofascoreレーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Rating
20/21 30(2) 7.18
20/21 4 7.20
20/21 5(1) 6.95
21/22 19(1) 6.88
21/22 5 6.78
22/23 19(1) 7.12
22/23 3(4) 6.84

20/21シーズンにキャリアハイとなる32試合に出場し、SBではリーグ2位のレーティングを記録した。
昨季はチームの不調や怪我による離脱もあって目立った活躍はなかったが、今季はここまでLB1位、SB4位のレーティングを記録しており,W杯の疲労を全く感じさせない活躍を見せている。

ポジション

LB CB LM
20/21 4,282 151 210
21/22 2,383 0 314
22/23 1,739 540 90
合計 8,404 691 614
※単位は分、出場した全ての公式戦が対象

テンハグ監督就任以降はCBでの起用も見られる。決して体格に恵まれている訳ではないが、持ち前の対人守備力やフィード力を活かして難なく適応している。

長所①守備の総合力

今季のプレミアリーグにおいて900分以上出場しているSBのうち、対ドリブル勝率はリーグ4位、90分あたりのブロック数*1はリーグ2位である。守備に関するその他のスタッツも軒並み高く、チームの上位進出は彼の安定感あってこそと言える。

長所②攻撃の総合力

長所①と同じサンプルでX軸にプログレッシブパス数*2、Y軸にキーパス数(ともに90分あたり)を置いたのが上のグラフである。どちらのスタッツも他の選手と比較して飛び抜けて優秀という訳ではないが、CBとしての出場が多いことを考えれば十二分の出来だろう。

他選手との比較


※各スタッツの値は国内リーグのSBの平均を50としたときの相対値

同ポジションであるエストゥピニャン、トリッピアー、ジンチェンコの3選手と今季のリーグ戦のスタッツを比較する。
一目見て分かるとおり、守備スタッツはショーが他3選手を圧倒している。もちろん与えられた役割やチームの戦術の違いが影響していることは考えられるが、やはり純粋な守備力ではショーに軍配が上がる。
また、守備以外のスタッツにおいても他3選手と遜色のない数値を残しており、いずれもリーグ平均を上回っている。「総合力」で彼の右に出るSBはそう多くないはずだ。


移籍の噂

現在、移籍について目立った噂は出ていない。
来季末に満了となる現行契約が延長されるかどうかに注目が集まる。


プレー動画

youtu.be


*1:ボールの進路に立ち塞がってブロックした回数。シュートブロック数とパスブロック数の合計。

*2:過去6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴール方向にボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照