efStats

データで楽しむフットボール

【スタッツ比較】バンジャマン・パヴァールのプレースタイルについて

選手情報

Embed from Getty Images

名前 バンジャマン・パヴァール
(Benjamin Pavard)
年齢 27歳
国籍 フランス
クラブ バイエルン・ミュンヘン
身長 186cm
利き足 右足
ポジション RB、CB
市場価値 40.00m €
週給 96k €(2024/6/30まで)
※7/15時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
16/17 800k € 5.00m €
19/20 30.00m € 35.00m €

2016年夏に20歳の若さで母国フランスを飛び出し、シュトゥットガルトへ移籍。2018年夏に開催されたロシアW杯で国際的な知名度を得ると、翌年夏に同じブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれた。





スタッツ

レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
20/21 22(2) 6.99 7.04
20/21 7 7.03 7.18
21/22 24(1) 7.11 7.26
21/22 9(1) 7.11 7.31
22/23 27(3) 7.36 7.55
22/23 7(2) 7.13 7.05
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

20/21シーズンは怪我の影響もあってやや精彩を欠いたが、翌シーズン以降は復調。22/23シーズンはリーグ6位および9位のレーティングを記録し、クラブのリーグ11連覇に貢献した。

ポジション

RB CB RM
20/21 2,900 24 0
21/22 1,720 1,077 138
22/23 1,674 1,698 0
合計 6,294 2,799 138
※単位は分、所属クラブで出場した全ての公式戦が対象

RBとCBのどちらのポジションでも高水準のパフォーマンスを保証する。本人はCBでのプレーを好んでいるようだが、そのポリバレント性が彼の大きな強みであることは間違いないだろう。

ディフェンス

バンジャマン・パヴァールのディフェンススタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したDFをサンプルとしたときの偏差値

22/23シーズンにプレミアリーグで900分以上出場したDFのスタッツと、パヴァールのブンデスリーガのスタッツを比較する。
1対1の勝率は2250分以上出場した選手の中で5番目に高い75.0%を記録。タックル数とインターセプト数も偏差値60を超えており、他のDFと比較しても高い守備力を持っている。

パス

バンジャマン・パヴァールのパススタッツのグラフ
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

90分あたりのプログレッシブパス*1数はプレミアリーグ4位に相当。アシスト期待値もリーグ6位相当であり、パスによるチャンスメイクを得意とする。

ボールキャリー

バンジャマン・パヴァールのボールキャリースタッツのグラフ
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

ドリブル成功数こそ少ないが、その他のスタッツに大きな穴はない。ミスコントロールやポゼッション喪失*2が少なく、確実性のあるボール運びが期待できる。





長所:シュート

ゴール期待値とシュート数のグラフ

ロシアW杯アルゼンチン戦のボレーシュートに代表されるように、ディフェンダー離れした精度の高いシュートは彼の代名詞である。90分あたりのゴール期待値とシュート数はともにリーグ上位である。

他選手との比較

バンジャマン・パヴァールのスタッツ比較
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

プレーポジションの近いカイル・ウォーカー、ルーク・ショーの2選手とスタッツを比較する。今季のリーグ戦のスタッツに限れば、ウォーカーは守備面で他の2選手に大きく見劣りする。パヴァールとショーを比較すると、前者はパス、後者はボールキャリーで優位であるものの、全体としては互角のスタッツを残している。


最近の話題

ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・シティはカイル・ウォーカーのバイエルン移籍が実現した場合に備えて、パヴァールを新たなRBのトップターゲットに据えているとのこと。





プレー動画

youtu.be


*1:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*2:相手選手からタックルされた後、ボールを失った回数。ただし、ドリブル試行時を除く。