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【スタッツ比較】アンドレのプレースタイルについて

選手情報

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名前 アンドレ(André)
年齢 22歳
国籍 ブラジル
クラブ フルミネンセ
身長 176cm
利き足 右足
ポジション DM、CM、CB
市場価値 25.00m €
週給 不明(2026/12/31まで)
※1/27時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -

ユース年代からフルミネンセに所属する生え抜き選手。2020年に19歳でトップチームデビューを果たし、翌2021シーズンにはレギュラーに定着した。





スタッツ

  • スタッツは全てFBrefの国内リーグ戦(ただしアンドレはコパ・リベルタドーレスを含む)の90分あたりの成績を参照
  • ポジションごとの出場時間はTransfermarktの選手スタッツページを参照
  • レーダーチャートの値は後述のサンプルにおけるパーセンタイル値を使用


レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
2021 23(3) 6.90 7.22
2021 2(2) 6.90 7.25
2022 34 7.06 7.43
2023 29(2) 7.04 7.26
2023 12(1) 7.16 7.60
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

2022シーズンはリーグ戦34試合に先発し、リーグトップのパス数とパス成功率を記録。2023シーズンも前年に引き続き中心選手として躍動し、チームのコパ・リベルタドーレス制覇に貢献した。

ポジション

DM CM AM RM
21/22 1,854 113 0 90
22/23 2,781 536 90 0
23/24 3,166 450 0 0
合計 7,801 1,099 90 90
※単位は分、所属クラブで出場したリーグ戦および国際カップ戦が対象

4-2-3-1や4-4-2のボランチが主戦場。ゴール前に顔を出す頻度は低く、役割としてはアンカーに近いプレーを任される試合が多い。

シュート・チャンスメイク

アンドレのシュート・チャンスメイクスタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

23/24シーズンのプレミアリーグで900分以上かつDMで90分以上出場しており、最も出場時間の長いポジションがDMまたはCMである37選手と、アンドレの2023シーズンの国内リーグ戦およびコパ・リベルタドーレスのスタッツを比較する。
シュート・チャンスメイクの項目ではいずれのスタッツもサンプル平均を大きく下回る。前述のとおり、後方でバランスを取る役割を好む。

パス・ディフェンス

アンドレのパス・ディフェンススタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

90分あたりのパス距離がサンプル内2位でありながらパス成功率はサンプル内トップの94.1%と極めて高く、高精度のパスはアンドレの大きな武器だ。また、1対1の勝率はビスマ、パリーニャ、ロドリに次ぐ60.3%を記録しており、176cmと決して体格的に恵まれている訳ではないが、守備での貢献度も高い。

ポゼッション

アンドレのポゼッションスタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

サンプル内4位のキャリー距離(90分あたり)を記録していることから分かるとおり、ドリブルでボールを運ぶことができる選手である。また、90分あたりのルーズボール回収数はサンプル内6位と、ポゼッションの確保に奔走できる点も評価できる。ドリブルの成功数や勝率からも、ブラジル出身の選手特有の足元のテクニックの高さが窺える。





長所:推進力

プログレッシブパス距離とプログレッシブキャリー距離のグラフ

X軸にプログレッシブパス*1距離、Y軸にプログレッシブキャリー*2距離(ともに90分あたり)をおいたのが上のグラフである。前者はサンプル内3位、後者はサンプル内2位であり、ボールをゴール方向に進める役割に適した選手といえる。

他選手との比較

アンドレのスタッツ比較
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル

プレーポジションの近いデクラン・ライス、ジョアン・パリーニャの2選手とスタッツを比較する。ミドルサードやディフェンシブサードでのプレーが中心である点は3選手共通だが、ボールを前進させるプレーの頻度に関してアンドレとライスは同程度であり、2選手とパリーニャには大きな開きがある。また、ディフェンススタッツはパリーニャが抜きんでているが、アンドレも十分な守備貢献が期待できる。これらのスタッツを比較すると、フラムがパリーニャの後釜としてアンドレの獲得に動いているという報道にも頷ける。


最近の話題

Ben Jacobs氏によると、フラムがフルミネンセに3000万ポンド+500万ポンドのオファーを出したとのこと。フラムのアリスター・マッキントッシュCEOは昨年、コパ・リベルタドーレス決勝を観戦した際にアンドレと個人合意に達しているようだ。





プレー動画

youtu.be


*1:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照