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【プレミアリーグ】23/24シーズン 前半戦スタッツランキング(CB編)



(5/25追記)
シーズン終了後のランキングを公開しました。
ef-stats.com


選手紹介

  • 第19節終了時点(クラブによっては未消化試合あり)のスタッツを参照
  • 出場時間が900分以上で最長出場ポジションがCBの選手を集計
  • スタッツは全て90分あたりの値を参照
  • 表の「22/23」は同一選手の22/23シーズンの5大リーグのスタッツ
  • スタッツの正式名称および説明はFBref*1を参照





プログレッシブパス

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順位
クラブ
名前 PrgP 22/23
1 Rúben Dias 6.77 4.41
2 Cristian Romero 6.46 3.50
3 Lewis Dunk 6.36 4.39
4 Jan Paul van Hecke 6.01 6.41
5 Pau Torres 5.50 5.81
6 Virgil van Dijk 5.21 4.03
7 Nathan Aké 5.20 6.73
8 Dara O'Shea 5.07 -
9 Joachim Andersen 4.68 3.40
10 Marcos Senesi 4.59 2.38
※PrgP=プログレッシブパス*2数(90分あたり)

スタッツの性質上、ポゼッションを重視するクラブに所属する選手が上位に並ぶ。2位のロメロはチームのスタイルの変化もあり、前季から成績を大きく向上させている。


SCA(シュート創出)

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順位
クラブ
名前 SCA 22/23
1 Marcos Senesi 1.69 0.58
2 Nathan Aké 1.67 1.15
3 Virgil van Dijk 1.66 0.70
4 Fabian Schär 1.54 1.66
5 Manuel Akanji 1.46 0.91
6 Joachim Andersen 1.42 0.81
7 Lewis Dunk 1.40 0.89
8 Jan Paul van Hecke 1.38 0.61
9 Cristian Romero 1.31 0.91
10 Ethan Pinnock 1.28 0.83
※SCA=シュート創出*3(90分あたり)

上位クラブの選手を抑えて1位に立ったのはボーンマスのセネシ。復調を遂げたチェリーズの影の立役者だ。2位のアケはSBとしての出場も多いが、リヴァプール戦の2選手を抜いてのアシストなど印象的なプレーは多い。


タックル

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順位
クラブ
名前 Tkl 22/23
1 Willy Boly 2.72 1.71
2 Amari'i Bell 2.65 -
3 Jordan Beyer 2.59 -
4 Cristian Romero 2.46 2.59
5 Marcos Senesi 2.09 1.81
6 Anel Ahmedhodžić 2.00 -
7 Jarrad Branthwaite 2.00 -
8 Auston Trusty 1.97 -
9 Tom Lockyer 1.92 -
10 Toti Gomes 1.88 1.37
※Tkl=タックル数(90分あたり)

1位はノッティンガム・フォレストのボリー。移籍初年度の昨季は怪我の影響もあり11試合の出場に留まったが、今季はスタメンに定着してチーム5位のSofascoreレーティングを記録している。


1対1勝率

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順位
クラブ
名前 Tkl% 22/23
1 Virgil van Dijk 100.0% 42.1%
2 William Saliba 92.3% 83.3%
3 Ezri Konsa 88.2% 69.2%
4 Nayef Aguerd 84.6% 65.0%
5 Toti Gomes 82.4% 69.2%
6 Gabriel Magalhães 81.8% 66.7%
7 Cristian Romero 81.0% 63.0%
8 Jarrad Branthwaite 80.8% -
9 Micky van de Ven 80.0% 71.8%
10 Max Kilman 77.8% 53.3%
※Tkl%=1対1勝率

昨季1位のサリバを抑え、ファン・ダイクがトップに立った。18/19シーズンは勝率100.0%でシーズンを走り切ったが、今季はどこまで無敗を続けることができるか。


ブロック

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順位
クラブ
名前 Blk 22/23
1 Marcos Senesi 2.33 1.37
2 James Tarkowski 1.95 2.61
3 Jan Paul van Hecke 1.95 2.44
4 Craig Dawson 1.87 1.69
5 Anel Ahmedhodžić 1.78 -
6 Tom Lockyer 1.77 -
7 Willy Boly 1.73 1.71
8 Amari'i Bell 1.66 -
9 Lewis Dunk 1.65 1.03
10 Max Kilman 1.63 1.91
※Blk=ブロック*4数(90分あたり)

セネシがSCAに続いて1位に輝いたほか、昨季トップのターコウスキーも健在。上位クラブからはブライトンのCBコンビが揃ってランクインした。


インターセプト

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順位
クラブ
名前 Int 22/23
1 Teden Mengi 2.16 -
2 Ethan Pinnock 1.83 1.17
3 Willy Boly 1.82 1.58
4 Tom Lockyer 1.77 -
5 Jarrad Branthwaite 1.75 -
6 James Tarkowski 1.69 1.34
7 Calvin Bassey 1.67 -
8 Tim Ream 1.57 1.27
9 Nathan Collins 1.55 1.04
10 Virgil van Dijk 1.47 0.98
※Int=インターセプト数(90分あたり)

1位のメンギはマン・ユナイテッドのユース出身の21歳。ファン・ダイクは下位クラブの選手が多い中で10位に滑り込んだ。


プログレッシブキャリー

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順位
クラブ
名前 PrgC 22/23
1 Pau Torres 1.81 2.24
2 Rúben Dias 1.76 0.63
3 Lewis Dunk 1.59 0.53
4 Nathan Aké 1.47 1.20
5 Dara O'Shea 1.46 -
6 Manuel Akanji 1.31 0.94
7 Marcos Senesi 1.29 0.33
8 Murillo 1.26 -
9 Cristian Romero 1.23 0.72
10 Amari'i Bell 1.16 -
※PrgC=プログレッシブキャリー*5数(90分あたり)

アストン・ヴィラのパウ・トーレスは前評判通りのキャリー能力を見せ、クラブの躍進に大きく貢献。ルベン・ディアスの「プログレッシブ」二冠を僅差で阻止した。


空中戦勝率

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順位
クラブ
名前 Arl% 22/23
1 Virgil van Dijk 81.8% 74.2%
2 Dara O'Shea 76.5% -
3 Nathan Aké 74.2% 62.1%
4 Thiago Silva 73.8% 72.6%
5 Max Kilman 72.5% 67.2%
6 James Tarkowski 70.7% 71.4%
7 Axel Disasi 70.2% 70.3%
8 Ethan Pinnock 69.6% 66.9%
9 Toti Gomes 68.8% 51.5%
10 Cristian Romero 67.4% 68.7%
※Arl%=空中戦勝率

昨季勝率3位のファン・ダイクがここまでトップを維持。4位のチアゴ・シウバは衰えを感じさせるプレーも見られるが、身長181cmながら空中戦の強さは相変わらずだ。


Sofascoreレーティング

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順位
クラブ
名前 Sofa 22/23
1 Virgil van Dijk 7.48 7.10
2 Cristian Romero 7.33 6.97
3 James Tarkowski 7.25 7.20
4 Lewis Dunk 7.19 6.91
5 Joachim Andersen 7.18 6.96
6 Manuel Akanji 7.18 6.85
7 Ethan Pinnock 7.16 7.16
8 Gabriel Magalhães 7.15 7.01
9 Nathan Aké 7.13 7.00
10 Rúben Dias 7.11 6.98
※Sofa=Sofascoreレーティング

ファン・ダイクが他の選手を引き離して文句無しの1位。2位以下は成長を遂げたロメロ、この部門常連のターコウスキーが続いた。





注目選手

マルコス・セネシ

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名前 マルコス・セネシ
(Marcos Senesi)
年齢 26歳
国籍 アルゼンチン
クラブ ボーンマス
身長 184cm
利き足 左足
ポジション CB
市場価値 20.00m €

Sofascoreレーティング:6.91

ボトムハーフのクラブに所属しながら複数のスタッツで上位にランクインし、攻守で存在感を発揮。特に11月以降は得点関与も増えるなど絶好調で、完全に一皮剥けた印象だ。


マルコス・セネシのスタッツ比較
※各スタッツの値は同ポジションの選手に対するパーセンタイル


クリスティアン・ロメロ

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名前 クリスティアン・ロメロ
(Cristian Romero)
年齢 25歳
国籍 アルゼンチン
クラブ トッテナム・ホットスパー
身長 185cm
利き足 右足
ポジション CB
市場価値 65.00m €

Sofascoreレーティング:7.33

元々評価の高かった守備はそのままに、攻撃面で大きな成長を遂げ、最終ラインから序盤戦のスパーズの躍進を支えた。時折見せる不用意なプレーが無くなれば、プレミアNo.1のCBの座も夢ではない。


クリスティアン・ロメロのスタッツ比較
※各スタッツの値は同ポジションの選手に対するパーセンタイル


フィルジル・ファン・ダイク

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名前 フィルジル・ファン・ダイク
(Virgil van Dijk)
年齢 32歳
国籍 オランダ
クラブ リヴァプール
身長 193cm
利き足 右足
ポジション CB
市場価値 32.00m €

Sofascoreレーティング:7.48

全盛期の輝きを取り戻した大黒柱は、リーグ最少失点の原動力となった。デュエルで無類の強さを見せ、攻撃でもキャリアハイに近いスタッツを残している。4シーズンぶりのリーグ優勝に向けて、後半戦もリヴァプールの最終ラインにはこの男の存在が不可欠だ。


フィルジル・ファン・ダイクのスタッツ比較
※各スタッツの値は同ポジションの選手に対するパーセンタイル


*1:詳細はスタッツ名をマウスオーバーすると確認可能

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*3:Shot-Creating Actions。パス成功、ドリブル突破、被ファウルなどのシュートに繋がる2個前までのアクション。1本のシュートで1人の選手に2回SCAがカウントされる場合もある。

*4:シュートブロックとパスブロックの合計

*5:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照