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【スタッツ比較】アクセル・ディサシのプレースタイルについて

選手情報

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名前 アクセル・ディサシ
(Axel Disasi)
年齢 25歳
国籍 フランス
クラブ ASモナコ
身長 190cm
利き足 右足
ポジション CB
市場価値 25.00m €
週給 14k €(2025/6/30まで)
※6/14時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
16/17 100k € Free
20/21 13.50m € 13.00m €

パリFCのユースから15-16シーズンに16歳でトップチームデビュー。
2016年夏にランスへ移籍。19-20シーズンはレギュラーに定着し、リーグ戦27試合に先発出場した。
2020年夏におよそ1300万ユーロでモナコへ移籍し、加入1年目から主力として活躍を続けている。





スタッツ

レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
20/21 24(5) 6.78 6.80
21/22 30(2) 6.90 7.04
21/22 5(1) 6.98 -
22/23 37(1) 6.93 7.07
22/23 8 7.16 7.53
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

今シーズンはリーグ戦全試合に出場し、チーム8位および7位のレーティングを記録。ELは惜しくも決勝トーナメント進出プレーオフで敗れたが、全出場選手中15位のFotMobレーティングを記録するなど、確かな爪痕を残した。

ポジション

CB RB
20/21 2,415 0
21/22 3,607 0
22/23 4,181 180
合計 10,203 180
※単位は分、所属クラブで出場した全ての公式戦が対象

CBの右が主戦場。今冬にチェルシーへ移籍したバディアシルとは、4バックのCBでペアを組んでいた。

ディフェンス

アクセル・ディサシのディフェンススタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

22/23シーズンにCBとして900分以上出場しているプレミアリーグの選手のスタッツと、ディサシのリーグ・アンのスタッツを比較する。
ディフェンスに関するスタッツをみると、タックルや地上戦勝率はプレミアリーグの平均を下回っており、インターセプト数と空中戦勝率以外に特筆すべき点はない。

パス

アクセル・ディサシのパススタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

90分あたりのプログレッシブパス*1数はプレミアリーグ5位相当だが、その他のスタッツはリーグ平均レベルである。所属クラブのスタイルの影響も考えられるが、パスの正確性に課題を残す。

ボールキャリー

アクセル・ディサシのボールキャリースタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

一目見て分かるとおり、ボールキャリーはディサシの強みといえる。90分あたりのプログレッシブキャリー*2数はプレミアリーグ4位相当であり、ドリブル成功数やボールキャリー距離もリーグ10位以内である。
一方で、ポゼッション喪失*3数はプレミアリーグワーストであり、やはりプレーの確実性を上げることが今後の課題といえる。





長所:推進力

プログレッシブパスとプログレッシブキャリーのグラフ

前述のとおり、プログレッシブパス数はプレミアリーグ5位、プログレッシブキャリー数はプレミアリーグ4位相当であり、ボールを前進させるプレーを得意としている。

他選手との比較

アクセル・ディサシのスタッツ比較
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

同じリーグ・アン出身のウィリアン・サリバ、移籍となった場合にポジションを争うことが予想されるラファエル・ヴァランの2選手とスタッツを比較する。
守備スタッツは上位のクラブに所属する選手ほど数字を残しにくい傾向にあるが、ディサシはいずれのスタッツでもヴァランを凌駕している。
また、プログレッシブパスとプログレッシブキャリーでは2選手を大きく上回っており、ボールを前進させる能力はディサシ特有の強みといえる。


最近の話題

ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今夏のCB補強を画策するマンチェスター・ユナイテッドが、キム・ミンジェに次ぐターゲットとしてディサシをリストアップしているとのこと。ディサシ本人もユナイテッド移籍を希望しており、ステップアップを果たすことができるかどうかはキム・ミンジェの動向次第となりそうだ。





プレー動画

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*1:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照

*3:相手選手からタックルされた後、ボールを失った回数。ただし、ドリブル試行時を除く。