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【スタッツ比較】ヨシュコ・グヴァルディオルのプレースタイルについて

選手情報

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名前 ヨシュコ・グヴァルディオル
(Joško Gvardiol)
年齢 21歳
国籍 クロアチア
クラブ RBライプツィヒ
身長 186cm
利き足 左足
ポジション CB、LB
市場価値 75.00m €
週給 22k €(2027/6/30まで)
※6/17時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
21/22 19.00m € 18.80m €

ディナモ・ザグレブのユースから19-20シーズンに17歳でトップチームデビュー。2020年夏にクロアチアの10代の選手としては史上最高額となる移籍金でライプツィヒへ移籍した。20-21シーズンはディナモ・ザグレブに留まり、21-22シーズンに満を持してドイツへと渡った。





スタッツ

レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
20/21 21(4) 7.16 -
20/21 10 7.10 7.21
21/22 28(1) 7.10 7.42
21/22 3(3) 6.60 -
21/22 6 6.88 -
22/23 24(6) 6.94 7.04
22/23 6 6.97 7.15
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

21-22シーズンは五大リーグ初挑戦ながらすぐさまスタメンに定着し、公式戦41試合に出場。リーグではCB中7位および4位のレーティングを記録し、20歳になったばかりの選手とは思えないパフォーマンスを披露した。

ポジション

CB LB
20/21 690 2,178
21/22 3,072 430
22/23 3,005 0
合計 6,767 2,608
※単位は分、所属クラブで出場した全ての公式戦が対象

希少価値の高い左利きのCBであり、LBにも対応可能である。特に過密日程となりがちなビッグクラブにとっては、潰しが効くという点でも評価が高い。

ディフェンス

ヨシュコ・グヴァルディオルのディフェンススタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

22/23シーズンにCBとして900分以上出場しているプレミアリーグの選手のスタッツと、グヴァルディオルのブンデスリーガのスタッツを比較する。
ディフェンスに関するスタッツでは、地上戦勝率の低さが目につく。勝率40.9%はリーグワースト2位相当であり、大きなウィークポイントである。
その他の項目にも特筆すべき点はなく、ディフェンス面の成長が今後の課題といえる。

パス

ヨシュコ・グヴァルディオルのパススタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

パスはグヴァルディオルを評価するうえで最も重要な要素である。
90分あたりのキーパス数はプレミアリーグのCBの中で2位に相当する0.50を記録。パス距離(2位)、プログレッシブパス*1数(9位)、オンプレーのパスによるシュート創出数(6位)もそれぞれプレミアリーグ上位レベルの数字を残しており、その能力に疑いの余地はない。

ボールキャリー

ヨシュコ・グヴァルディオルのボールキャリースタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したCBをサンプルとしたときの偏差値

90分あたりのドリブル成功数はCB2位相当の0.66を記録しており、成功率も88.9%と十分に高い。また、ドリブル距離やプログレッシブキャリー*2数もそれぞれプレミアリーグ5位および10位に相当する。





長所:パスによるボール前進

プログレッシブパスとパス距離のグラフ

前述のとおり、プログレッシブパス数はプレミアリーグ9位、パス距離はプレミアリーグ2位相当であり、パスによりボールを前進させるプレーを得意としている。

他選手との比較

ヨシュコ・グヴァルディオルのスタッツ比較
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

同じ左利きのCBであるネイサン・アケ、リサンドロ・マルティネスの2選手とスタッツを比較する。やはり守備面では2選手に大きく見劣りするが、攻撃面では遜色のない数字を残している。押し込む展開になればなるほど輝く選手であるため、多くのビッグクラブが関心を示すのも頷ける。


最近の話題

W杯で印象的なパフォーマンスを見せ、一躍人気銘柄となった同選手は、今夏も引き続きビッグクラブのメインターゲットとなりそうだ。
中でも有力な移籍先と目されているのはマンチェスター・シティで、選手個人との交渉は順調に進んでいるとのこと。





プレー動画

youtu.be


*1:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照