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【スタッツ比較】ジェームズ・マディソンのプレースタイルについて

選手情報


画像引用元:Maddison signs from Leicester | Tottenham Hotspur

名前 ジェームズ・マディソン
(James Maddison)
年齢 26歳
国籍 イングランド
クラブ トッテナム・ホットスパー
身長 175cm
利き足 右足
ポジション AM、RW
市場価値 60.00m €
週給 不明(2028/6/30まで)
※8/5時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
15/16 500k € 2.65m €
15/16 500k € Loan
15/16 1.50m €
16/17 1.50m € Loan
16/17 1.50m €
18/19 10.00m € 25.00m €
23/24 60.00m € 46.30m €
※青塗り潰しは冬移籍

14/15シーズンに当時3部のコヴェントリーのユースでトップリーグデビューし、2016年冬に当時2部のノリッジへ移籍。コヴェントリーへのローンバックとアバディーンへのレンタルを経て、2018年夏にレスターへ移籍した。
レスターでは移籍初年度から主力級の活躍を見せ、5シーズンで203試合に出場。クラブの降格に伴い、2023年夏にトッテナムへ移籍した。





スタッツ

レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
20/21 24(7) 7.22 7.24
20/21 4(2) 7.72 -
21/22 28(7) 7.32 7.23
21/22 3(2) 7.68 -
21/22 5(3) 7.28 7.30
22/23 28(2) 7.33 7.49
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

20/21シーズンは怪我の影響もあってやや精彩を欠いたが、翌シーズン以降は復調。22/23シーズンはボトムハーフのクラブに所属する選手としてダントツのリーグ8位および16位のレーティングを記録した。

ポジション

AM RW RM CM SS LW
20/21 1,990 21 0 76 0 0
21/22 1,408 697 172 180 0 10
22/23 875 1,005 180 90 180 90
合計 4,273 1,723 352 346 180 100
※単位は分、所属クラブで出場したリーグ戦が対象

22/23シーズンは、主にシーズン前半は4-1-4-1のRW、シーズン後半は4-2-3-1のAMでプレーした。
どちらのポジションに入っても、パスによるチャンスメイクを好む傾向にある。

シュート・チャンスメイク

ジェームズ・マディソンのシュート・チャンスメイクスタッツのグラフ
※各スタッツの値はPLで900分以上出場したAM・WGをサンプルとしたときの偏差値

22/23シーズンのプレミアリーグで900分以上出場しており、最も出場時間の長いポジションがAMまたはWGである選手を比較サンプルとする。
90分あたりのゴール数はサンプル内で10番目に高いが、同様に90分あたりのシュート数もサンプル内で4番目に高く、決定力よりもシュート数でゴールを稼ぐタイプといえる。
チャンスメイクについてみると、アシスト数はサンプル内6位だが、xAは15位であり、若干の上振れが見られる。シュート創出数は満遍なく高いが、特にセットプレーと被ファールからの創出が多い。

パス・ディフェンス

ジェームズ・マディソンのパス・ディフェンスのグラフ
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

90分あたりのプログレッシブパス*1数はサンプル内で7番目に高く、スルーパス数もサンプル内4位である。オープンスペースへのパスにより、ボールを前進させるプレーを得意とする。


ポゼッション

ジェームズ・マディソンのボールキープのグラフ
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

例年よりもWGでのプレーが多かったためか、昨季はリーグ最低レベルだったプログレッシブキャリー*2数(90分あたり)は1.94から2.79に良化した。被ファール数は例年同様高く、サンプル内で4番目に高い。





長所:パスによるボール前進

スルーパスとプログレッシブパスのグラフ

X軸にプログレッシブパス数、Y軸にスルーパス数(ともに90分あたり)をおいたのが上のグラフである。前述のとおり、パスにより局面を打開するプレーはマディソンの得意分野である。

他選手との比較

ジェームズ・マディソンのスタッツ比較
※各スタッツの値は前述のサンプルにおける偏差値

プレーポジションの近いブルーノ・フェルナンデス、ソン・フンミンの2選手とスタッツを比較する。パスに関するスタッツはブルーノ・フェルナンデスが他の2選手を圧倒しているが、マディソンも4つ全てで偏差値60前後を記録しており、能力に疑いの余地はない。また、ゴール数とプログレッシブキャリー数はマディソンが3選手の中で最も優れている。スパーズの攻撃陣を牽引する存在となることは間違いないだろう。

最近の話題

移籍期間開始前の6月30日にトッテナムへの完全移籍が正式発表された。プレシーズンでも早速持ち味を発揮しており、開幕が待たれる。





プレー動画

youtu.be



*1:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたパス、またはペナルティエリア内へのパス。ただし、ピッチの守備側40%からのパスは除く。詳しくはFBrefを参照

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照