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【スタッツ比較】ウィルフリード・ニョントのプレースタイルについて

選手情報

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名前 ウィルフリード・ニョント
(Wilfried Gnonto)
年齢 19歳
国籍 イタリア
クラブ リーズ・ユナイテッド
身長 170cm
利き足 右足
ポジション LW、AM、SS
市場価値 18.00m €
週給 20k £(2027/6/30まで)
※8/19時点、以降同様


経歴

移籍先 市場価値 移籍金
- - -
20/21 - Free
22/23 10.00m € 4.50m €

インテルのユースから2020年夏にスイスのチューリッヒへ自由移籍し、同年にプロデビュー。チューリッヒでの2シーズンはベンチを温めることが多かったが、2022年夏にプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドへ移籍し、ステップアップを果たした。





スタッツ

  • スタッツは全てFBrefの国内リーグ戦の90分あたりの成績を参照
  • ポジションごとの出場時間はTransfermarktの選手スタッツページを参照
  • レーダーチャートの値は後述のサンプルにおけるパーセンタイル値を使用


レーティング

クラブ
リーグ
先発
(途中)
Sofa FotM
20/21 3(23) 6.69 6.56
21/22 9(24) 6.88 6.82
22/23 14(10) 6.63 6.76
※「Sofa」はSofascore、「FotM」はFotMobの略

まだ10代の選手ということもあり、過去3シーズンは途中出場が多く、レーティングもそれほど伸びていない。

ポジション

SS LW RW AM CF LM
20/21 70 186 352 0 0 0
21/22 1,063 0 5 51 77 98
22/23 84 911 130 258 62 0
合計 1,217 1,097 487 309 139 98
※単位は分、所属クラブで出場したリーグ戦が対象

21/22シーズンは主に3-5-2や3-4-1-2のSSとして出場。22/23シーズンは一転して4-2-3-1のLWを主戦場とした。

シュート・チャンスメイク

ウィルフリード・ニョントのシュート・チャンスメイクスタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

22/23シーズンのプレミアリーグで900分以上出場しており、最も出場時間の長いポジションがLWまたはRWである52選手を比較サンプルとする。
シュートスタッツは下から数えた方が早いが、チューリッヒ在籍時の21/22シーズンにリーグ7位のゴール数(90分あたり)を記録するなど、ポテンシャルは確かである。
チャンスメイクに関しては、アシスト数に対してアシスト期待値が低く、実質的なチャンス創出能力はそれほど高くないといえる。

パス・ディフェンス

ウィルフリード・ニョントのパス・ディフェンススタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

90分あたりのブロック*1数はサンプル内で5番目に高い。その他の守備スタッツも平均以上であり、所属クラブの守備意識の高さがスタッツに反映されている。
パススタッツに関しては、スルーパス数を除き、特筆すべき長所はない。

ポゼッション

ウィルフリード・ニョントのポゼッションスタッツのグラフ
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル値

ドリブル突破に関するスタッツは低いが、能力に疑いの余地はない。90分あたりのプログレッシブキャリー*2数はサンプル内10位、90分あたりの被ファウル数はサンプル内9位であり、ドリブルから多くのチャンスを生み出している。





長所:被ファウル

被ファウル数と被ファウルによるシュート創出数のグラフ

X軸に被ファウル数、Y軸に被ファウルによるシュート創出数(ともに90分あたり)をおいたのが上のグラフである。両者ともにサンプル内6位と、ファウルを奪う能力の高さは前述のとおりである。

他選手との比較

ウィルフリード・ニョントのスタッツ比較
※各スタッツの値はサンプルにおけるパーセンタイル

プレーポジションの近い三笘薫、ジャック・ハリソンの2選手とスタッツを比較する。ゴールやパスに関するスタッツでニョントは他の2選手に大きく見劣りする。ただ、プログレッシブキャリーではサンプル内3位の三笘にこそ敵わないものの、元同僚のハリソンを大きく上回るスタッツを残している。

最近の話題

デイヴィッド・オースティン氏によると、ニョントはクラブに移籍希望書を提出しており、既にエヴァートンがリーズへオファーを提示しているとのこと。リーズは現時点で彼の退団を認めるつもりはないようだが、彼の現在の状況を考えると、移籍の可能性は十分にありそうだ。





プレー動画

youtu.be


*1:相手ボールの進行を妨げる守備。パスブロックとシュートブロックの和。

*2:直近の6回のパスのうち、最も遠い地点から10ヤード以上相手ゴールライン方向へボールを移動させたドリブル、またはペナルティエリア内へのドリブル。ただし、自陣で終了するものを除く。詳しくはFBrefを参照